場の医学と野口療法

  

線維筋痛症は簡単に回復する

2017年11月07日

線維筋痛症とは

 線維筋痛症は全身に激しい痛みが生じる病気で、全身的な慢性疼痛疾患になります。
 西洋医学では原因が不明の病気で、血液検査などでは異常が現れません。
 一般に、女性に多く発生する病気で男性は少ない(女性の発症率は男性の7倍)。
 日本では約200万人が線維筋痛症を患っていると言われています。
 検査で異常が見つからず、原因も不明なので、患者の方はたらい回しされることがあります。
 また、痛みが理解されないため、職場などで誤解される傾向があります。

線維筋痛症の症状

 体の激しい痛みが特徴です。触れられただけでその部分が痛みます。
 通常、広い範囲で痛みますが、特定部分だけが痛むこともあります。また、痛む場所が移動することもあります。
 痛みの程度は軽い痛みから激しい痛みまで様々です。
 症状は、最も軽いステージ1から最も重いステージ10まであります。
 痛みの部位が移動したり、天候によって痛みの強さが変わったりすることもあります。

場の医学の見方

 場の医学では、線維筋痛症は頻繁な交感神経過緊張状態の結果と考えています。
 従って、気候(気圧)の変化などでも痛みが生じることがあり、重症化すると自活が難しくなります。
 本来、交感神経過緊張になると、知覚神経が鈍るのですが、知覚神経に異常をきたしているようです。
 症状は全く異なりますが、線維筋痛症はパニック障害の一種というとらえ方をしています。
 パニック障害と線維筋痛症は炎症を起こしている部位に共通しているところがあります。

 対処方法は、交感神経を静めて、自律神経を活性化することです。
 同時に、異常(慢性炎症)を生じている部分を解消する必要があります。
 通常、1回の処置で苦しみは大幅に軽減します。
 大体、3回から6回位の処置で快復します。

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